◇「人と人をつなぐ」デザイン追求◇
結成のきっかけは、東京・八丈島でNPO法人と共催した「ユニバーサルキャンプ」。参加した社員がダイバーシティー(多様性)を実現する上で何が必要かを話し合う中で、2007年に研究会を立ち上げた。
誰もが利用できるユニバーサルデザイン(UD)。この考え方を空間の設計に取り入れ施工と結び付けるため、総勢49人の社員が参加。「人と人をつなぐ」をモットーに楽しみながら活動する。
初期は視察会や施設の改修提案をメインに活動。16年4月施行の障害者差別解消法や2020年東京五輪・パラリンピック開催決定を機に活動範囲を社外にも拡大した。
美術館とタイアップした「美術と手話プロジェクト」を始動。さまざまな人が芸術に触れられる機会をつくっている。4月には東京都内で開催された「ユニバーサルキャンプ」のイベント運営に参加、社内外で絆を強めている。
今後の目標を「新たな可能性を作り出していく」と語るのは研究会代表の西岡克浩さん(経営企画統括部経営企画部)。他社にない独創的なデザインを取り入れた空間づくりにこれからも挑戦する。
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