TOTOが販売する温水洗浄便座「ウォシュレット」の出荷台数が3月までに累計5000万台を突破した。1980年6月に販売を開始以来38年8カ月での達成。
温水洗浄便座の普及率は国内の一般世帯で2018年、80.2%に達している。一般家庭だけでなく商業ビルや駅構内など不特定多数が利用するトイレのほか、鉄道や旅客機の一部にも導入されている。トイレの設備機器として国内では一般的になっている。海外への出荷台数も過去10年間で約5倍に増えたという。
1980年に発売したのは、内蔵されているタンクにあらかじめお湯をためておく貯湯式の「Gシリーズ」(写真)と、瞬間的にお湯を沸かす瞬間式の「Sシリーズ」の2種類。86年からウォシュレットの海外販売も開始した。その後、便器やノズルを清潔に保つなどニーズを捉えた機能を追加。2015年7月に累計出荷台数が4000万台を超えた。
現在は機能とデザイン性が融合した製品の開発に注力。今後も各地域のニーズに合わせた製品を提供していく。
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