長野県が湯川ダム(御代田町)に整備していた「森泉湯川発電所」が完成した。佐久地域初の県営水力発電所で、ダムの落差を有効活用した「横軸フランシス水車」で発電する。設計・施工はイビデンエンジニアリング・東洋設計JVが担当した。18日に同町内で竣工式を開き、関係者らがテープカットとくす玉開披で無事完成を祝った。
発電所の最大出力は151キロワットで、年間発電量は約190世帯分。最大有効落差は26・46メートル。ダムの利水放流バルブの水圧管を分岐して発電所に導水する形のため、ダム自体は加工せずに本来の治水・利水機能や安全性を確保した。発電所の建屋はダムや周囲の岩石と調和したデザイン。水車発電機は御代田町の町章をイメージした配色とした。
非常用コンセントを配置し、大規模災害などで周辺地域が停電しても発電所を単独運転できる構造になっている。
from 行事 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=168108
via 日刊建設工業新聞
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