2014年12月16日火曜日

東鉄工業/上野駅構内の分岐器交換が完了/レール重量変更で、100人が深夜作業

 東鉄工業は、JR東日本東京支社上野保線技術センターから受注し、東京都台東区のJR上野駅構内で行っていた「特殊分岐器(DSS)の重軌条化工事」を完了させた。上野~東京駅間を結ぶ「上野東京ライン」の来春開業に伴い、主要路線を重軌条化する工事の一環。1メートル当たりのレール重量が50キロから60キロに変更されるのに合わせて分岐器を交換した。  工事は6日深夜から7日早朝にかけて実施。50トン軌陸クレーンで旧分岐器を撤去した上で、鉄道クレーンを使って新分岐器を設置箇所に挿入した。早朝時間帯の一部列車のホームを変更し、作業時間として午前0~6時の6時間を確保。JR東や信号関係者を含め総勢100人が作業に従事し、50トン軌陸クレーン2台、鉄道クレーン1台を使って予定通り作業を終えた。  同社東京線路支店上野出張所の鈴木孝主任は「多くの競合工事があり、厳しい工程の中で準備作業を行ってきた。DSSを60キロ化するという難易度の高いプロジェクトのため、困難な課題も多かったが一つずつ解決しながら工事を進めていった」と話している。



鉄道クレーンでDSSを設置

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