2014年12月11日木曜日

相模原市/水素エネ普及促進ビジョン策定/拠点開発地区で水素タウン形成検討

 相模原市は9日、水素エネルギー普及促進ビジョンを策定した。燃料電池自動車の普及と水素ステーションの整備促進、水素関連産業の集積・育成などが柱。橋本駅や相模原駅周辺などの拠点開発に伴う新たな街づくりで、水素エネルギーを活用したコージェネレーションシステムを導入した水素タウンの形成なども検討する。
 クリーンエネルギーの普及促進による二酸化炭素排出量の削減と、水素関連産業の育成・誘致による市内産業の活性化、水素を活用した街づくりなどを進める。
 水素エネルギーを活用した街づくり「水素タウン」の形成(27年度までの実施を検討)では、今後の拠点開発に伴うインフラ整備と併せて水素ステーションの設置などを図る。製造した水素を活用し、事業所や家庭に電気や熱を効果的に融通する燃料電池コージェネレーションシステムの導入も検討する。これから区画整理事業を行う当麻地区や麻溝台・新磯野地区、リニア中央新幹線の駅ができる橋本駅周辺地区や在日米軍基地の一部返還が予定されている相模原駅北口周辺地区、民間の大規模開発などでの導入を想定している。また、災害時のバックアップ電源としての活用も視野に入れている。
 このほか実施を検討する施策として、水素ステーションの整備促進(16~20年度の実施検討)、家庭用燃料電池・産業用燃料電池の普及、水素関連産業の集積・育成なども挙げた。

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