東京都八王子市が2020年東京五輪の自転車(BMX・MTB)競技施設の誘致に名乗りを上げた。石森孝志市長は24日、政府の「東京五輪・パラリンピック組織委員会」の布村幸彦副事務総長に要望書を提出した。市によると、東京26市で五輪会場の誘致を表明したのは同市が初めてという。
候補地は、八王子市川口町・上川町一帯の民有地。敷地の東側に首都圏中央連絡自動車道(圏央道)、北側に秋川街道が通る緑地のうち5ヘクタールを会場用地として活用し、競技場とともに駐車場(収容数未定)や管理棟などを整備する方針だ。
市の担当者によると、組織委員会の予算を活用して会場を整備し、五輪終了後は市が会場を譲り受け、市営施設とする。国際オリンピック委員会(IOC)に提出した立候補ファイルで65億円と試算された会場整備費の縮減も見込めるという。今後、市の施行で圏央道から会場につながる道路の整備も検討する。
自転車競技の関係団体は、羽田空港の航空路下にある現在の開催予定地(江東区・有明)で競技を実施する場合、空撮に支障が出るとの懸念を表明している。
BMX・MTB会場の完成イメージ |
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