2014年12月5日金曜日

中部整備局/小里川ダムで「大人の社会見学会」開く/堤体内部の見学も


 中部地方整備局は3日、岐阜県の小里川ダム(瑞浪市、恵那市)で「旬な現場 大人の社会見学会」を開催した。社会資本整備に関心を持つ「名古屋大人の社会見学会」のメンバー約20人が訪れ、普段見ることができないダムの内部や発電所、操作室などを見学した。
 名古屋大人の社会見学会は、個人では見ることができない場所や大人になってからは行きにくかった場所へ、子供のころに帰ったように楽しむ大人の会。一方、中部地方整備局の「大人の社会見学会」は、社会基盤などの整備に関心がある人を対象としたもので、「旬な現場」の見学と、社会基盤整備の重要性や災害対応などの座学をセットで実施し理解を深めてもらう。両者の思惑が一致し開催の運びとなった。
 見学会後のアンケートでは、案内者の説明も分かりやすく、大雨や台風時の対応などの防災面、水利用や地域との関わりなどダムの役割が理解できたと全員が回答。ダム堤体内部や水の放流の様子は多くの参加者が興味をもったようだった。「ダムの水の力のすごさがもっと伝わる場所が見学できるとうれしい」とする意見もあり、今後に生かしていきたい考えだ。

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