中部地方整備局四日市港湾事務所と四日市港管理組合は6日、「四日市港臨港道路幹線に関する検討会」の2回目の会合を三重県四日市市の四日市港ポートビルで開催した。臨港道路霞4号幹線「四日市・いなばポートライン」の南側延伸計画について4ルート案を示し、関係者で意見を交わした。今後は各ルート案のメリット・デメリット、実現可能性、コストなどを比較検討。最適ルートを選定し、最短で2025年度中の港湾計画改定を目指す。
第1ルート案は海上を通過し、霞ケ浦南ふ頭の海側エリアと石原地区を結ぶ。第2ルートは、霞ケ浦地区の霞4号幹線を起点とし、霞大橋を通過。海沿いの各エリアを結び、塩浜地区に到達する。第3ルートも霞4号幹線が起点。内陸側を進み、塩浜地区の内陸部を終点とする。第4ルートは、第3ルートとほぼ同じルートだが、一部区間で現道を活用し塩浜地区に到達する。各ルート案の延長や事業期間、経済性などは非公表。
3月に策定した四日市港長期構想には、臨港交通体系の充実・強化を示し、南北軸確立に向けた新たな道路のイメージを盛り込んでいる。新たな臨港道路幹線の事業実施には、港湾計画への位置付けが必須。整備効果や環境への影響について調査検討、評価、整理し関係行政機関や住民、企業と協議した上で、地方港湾審議会や国土交通省の交通政策審議会港湾分科会の諮問などの手続きを踏む必要がある。
from 行政・団体 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=168719
via 日刊建設工業新聞
0 comments :
コメントを投稿