首都圏中央連絡自動車道(圏央道)で、暫定2車線を4車線に拡幅するための技術検討や予算管理などに当たる。これまで3カ所の事務所で建設現場をじかに見てきた。この経験を踏まえ、「施工会社の立場で物事を考えられる技術者になる」と目を輝かせる。
人が生きていく上で建設の「存在が不可欠」と強く感じ、大学では土木を専攻。道路好きが高じて2016年に入社した。湯沢(新潟県)や千葉の現場事務所を経験し、8月に現在の部署へ。圏央道・板東IC~大栄JCTの一部区間を所管する茨城県のつくば工事事務所から上がってきた技術的な課題への助言や予算管理などに携わっている。
現場事務所に在籍していた当時、頻発していた局地豪雨などの対応が「難しかった」と語る。事前に準備していても急なアクシデントはつきもの。「第三者被害を生まない」ことを最優先に考え、施工会社と協力しながら災害対応に当たった。
各地を結ぶ高速道路は利便性の向上に伴う拠点整備などで地域に潤いをもたらす。そのため、地元住民から「早くつくってほしい」と声を掛けられるたび、仕事にやりがいを感じている。
安全・安心、快適な道路を整備するには「建設会社なしでは語れない」。働き方改革など受注者が抱えるさまざまな課題を「自分事のように捉えられる技術者」になるため、日々研さんに励む。
東日本高速道路関東支社建設事業部(とべ・ななみ)
from 人事・動静 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=168991
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