2024年11月12日火曜日

福岡市/RO方式の博物館リニューアル事業、12月に実施方針・要求水準公表

 福岡市は、「福岡市博物館リニューアル事業」のうちPFIのRO(改修・運営)方式で行う本館や駐車場などの改修と、施設全体の維持管理・運営について、12月に実施方針と要求水準書の案を公表する。有識者らでつくる同事業の事業者検討委員会を1日に設立しており、今後開く会合で実施方針と要求水準書の案を諮る。
 RO方式で行う福岡市博物館(早良区百道浜3の1の1、敷地面積5万0648平方メートル)の本館SRC造3階建て延べ1万6920平方メートルの改修は、老朽化した設備の更新や1階の浸水対策の増強、体験学習室の拡充、キッズスペースの設置、文化財の保存・保管機能の増強などを想定している。2025年度からの設計・改修工事を経て、28年度の供用開始を目指す。維持管理・運営を含めた全体の事業期間は18年。
 民間負担分を除く公共負担額は約169億3000万円(うち施設改修費約78億5000万円)。早ければ25年度当初予算案に債務負担行為も含めた事業費を計上する予定で、25年度早期に事業者選定のための公募型プロポーザルを公告したい考えだ。
 実施方針の作成などPFIアドバイザリー業務の担当は三菱UFJリサーチ&コンサルティング。
 同事業では北側ゾーンの収蔵庫棟増築、南側ゾーンの広場改修も行うが、整備要件の特殊さなどを背景に、民間ノウハウの活用が難しく、市の直接整備方式で進める。




from 工事・計画 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=168824
via 日刊建設工業新聞

0 comments :

コメントを投稿