明治大学は15日、東京都千代田区にある歴史的建造物「山の上ホテル」=写真=の土地・建物を取得したと発表した。2031年の創立150周年を見据え、記念事業として再整備する。ホテル機能を維持したまま学生支援や地域・社会連携の機能を入れる考え。改修工事や再オープンのスケジュールは明らかにしていない。
同日付で取得した。施設を保有・運営していた山の上ホテル(千代田区、三科徹社長)も同日、「歴史と伝統を継承いただき、さらに発展していくことを願っている」とするコメントを発表した。
所在地は神田駿河台1の1(敷地面積1597平方メートル)。JR・東京メトロ御茶ノ水駅から徒歩約5分に位置し、四方を明治大学のキャンパスに囲まれている。
建物はRC造地下2階地上6階建て延べ5233平方メートルの規模。米建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880~1964年)が設計を手掛け、清水組(現清水建設)が施工した。中央の塔や垂直方向を意識した窓配置、アールデコ風の装飾などが特徴だ。
出版社が集まる神保町エリアに近く、川端康成(1899~1972年)や三島由紀夫(1925~70年)ら多くの作家に親しまれた。
from 工事・計画 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=169001
via 日刊建設工業新聞
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