大林組は、データセンター(DC)の開発と運用を目的とした子会社「MiTASUN(ミタサン)」を設立し、都市型DC事業に参入する。AIなどの進歩やクラウドサービスの利用拡大に伴い、市場規模が拡大することを見込み、これまでに培った建設事業でのノウハウや技術力と、開発事業のネットワークや知見を生かす。2028年度には第1弾となるDCを東京都港区に開設する。既に都内で第2弾の用地も確保しており、今後10年以内に総額約1000億円を投資する。
新会社は大林組のDC事業を分割、継承して11月下旬に発足する予定。本社を東京都港区三田3の12の14に置く。資本金は4億95百万円で大林組が全額出資する。社長には綱脇彰則氏が就く。大規模オフィスの大量供給などにより慢性的な空室を抱える既存ビルを中容量の電力消費に抑えたDCに改修、建て替えることで都市に新たな価値を創出し社会基盤の充実に貢献する。
大林組は、東京都心で総額約1000億円を投じ「ハイパースケール」と呼ばれる大規模DCに匹敵するDC群の構築を目指す。今後、国内外多方面のパートナーとのアライアンスを積極的に進め、他社が保有するビルのDC化や、ほかのDC事業者との相互接続により、31年度までに40メガワット級のDC群を構築し、持続的に成長させる。
from 企業・経営 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=168825
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