2024年11月29日金曜日

福田富一栃木県知事/LRTの東武線乗り入れ、宇都宮市と東武鉄道3者協議表明

 福田富一栃木県知事は27日の会見で次世代型路面電車(LRT)の東武宇都宮線への乗り入れ実現のため、宇都宮市、東武鉄道との3者で具体化に向けた協議を始める意向を示した。2024年度内に協議の具体的内容を詰め、25年度の早い時期に初会合を開きたいとした。
 宇都宮市はJR宇都宮駅西口から県教育会館までの約5キロを対象にLRT延伸を構想し、東武鉄道宇都宮駅を乗り継ぎ拠点となるトランジットセンターの候補の一つに挙げる。LRTは宇都宮駅東口~芳賀町の高根沢工業団地間(約14・6キロ)が23年8月に開通し、駅西側への延伸が検討されている。
 福田知事は知事選の公約に盛り込んだ「日光への観光客誘致促進に向けたロープウエー整備」についても日光市、東武鉄道と協議を進めたいとした。具体的にはいろは坂の入り口付近の細尾地区に駐車場を整備し、そこからロープウエーで明智平に行く案を示した。
 1974年まで日光駅から路面電車が運行していたが廃止となり、来訪者の利便性が低下していることに加え「鳥の目で景観を俯瞰(ふかん)できるようにし、国際観光地としての価値をさらに高める効果が期待できる」と整備の意義を説いた。
 宇都宮市の中心部の「パルコ跡地」(馬場通り3丁目)をスポーツ用品大手のゼビオ(福島県郡山市)が取得を目指していることに関して、歓迎の意を示した。市と協力し、まちづくりを支援していくとした。




from 行政・団体 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=169342
via 日刊建設工業新聞

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