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◇「人物本位で仕事の結果を見てほしい」
東京・紀尾井町のグランドプリンスホテル赤坂跡地で進む再開発事業のうち、住宅棟を建設するプロジェクトの空調設備工事で、高砂熱学工業に所属する2人の女性技術者が奮闘している。現場代理人を務める入社7年目の豊岡真奈美さんと、同じく3年目の吉田英美さん。今年4月からコンビを組み、来春以降に本格化する工事に向け、準備に追われる。最盛期には50人を超す技能者を指揮する豊岡さんは「性別に関係なく、人物本位で仕事の結果を見てほしい」と話す。
西武プロパティーズ(埼玉県所沢市、安藤博雄社長)が進める「紀尾井町計画住宅棟新築工事」は、都内有数の規模を誇るグランドプリンスホテル赤坂跡地の再開発事業のうち、免震構造を採用したRC造地下2階地上21階建て延べ2万2700平方メートルの住宅棟を建設するプロジェクト。日建設計が設計・監理を担当し、西武建設・大林組・前田建設JVが施工を担当する。高砂熱学工業は空調設備工事を受注し、吉田さんは昨年6月、豊岡さんは今年4月に...