2014年11月5日水曜日

三菱地所、中小機構/東京・大手町にビジネス交流拠点開設/新事業の創出促す

 三菱地所と中小企業基盤整備機構(中小機構)は10月31日、東京・大手町に起業支援・ビジネス交流拠点「TIP*S/3×3Labo」を開設した。全国各地の中小企業らと、大手町・丸の内・有楽町地区の企業らが双方の技術・ノウハウを持ち寄り、新事業の創出を促す。
 設置場所は、三菱地所が所有する日本ビル内(千代田区大手町2の6の2)。最大150人を収容できる大会議室をはじめ、個別のプロジェクトの検討などに利用できる専用ルーム、交流スペース「カフェライブラリ」、デジタル地球儀や特設スタジオなどで構成する環境教育ゾーン「触れる地球ミュージアム」=写真=を配置している。開設期間は16年3月末まで。
 中小機構が運営する「TIP*S」では、起業や新事業に挑戦したい個人や中小企業の取り組みを支援する。ビジネスのヒントを得るための学びの場として、ワークショップなど参加型プログラムを通じて事業アイデアの具体化を後押しする。
 三菱地所が運営する「3×3Labo」は、ビジネス交流拠点として設立した登録制オープンスペース。延べ1万人が通う市民大学「丸の内朝大学」などで形成する人々と、丸の内の大手企業を結び付け、さまざまな業種業態が連携しながら新たなビジネスの創出につなげる。

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