東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県の大船渡市立吉浜中学校の生徒が県外の中学生らと交流するイベントが11月15日、仙台市青葉区のニコンプラザ仙台で開かれた。吉浜中の生徒による写真展の会期に合わせ、防災教育の一環として行われたもので、吉浜中の生徒が東京都や福島県郡山市などから来た中学生らに発災当時の状況などを詳しく説明した。
震災を経験していない県外の中学生に地域の様子を知ってもらおうと、生徒会長の山内颯太君(吉浜中2年)が震災当日に避難した時の思いや復興道路に設置されるトンネルの貫通式の状況などを話した。
震災後に花を咲かせたひまわりの種をあしらった手づくりのタオルハンガーを県外の生徒らにプレゼントし、早期復興への思いを共有した。
写真展のタイトルは「1000年後に伝えよう-東日本大震災・吉浜のこと」。11日から21日まで行われている。展示の問い合わせはニコンプラザ仙台(電話022・715・1490)まで。
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