締結式には、東測協から鵜沼会長ら幹部が、同大からは宮城学長ら幹部が出席した。協定を踏まえ、東測協と同大による意見交換や、東測協会員と同大学生との間で就職意識に関する意見交換を行っていく。建設現場の見学会や、東測協の協力による授業の実施、東測協会員企業でのインターンシップ、研修会・講習会の開催なども予定している。
締結式で宮城学長は、人材育成の観点から協力を要請。鵜沼会長は、改正公共工事品質確保促進法(公共工事品確法)をはじめとする担い手3法なども踏まえて、若手技術者の育成や技術の継承に積極的に取り組んでいる状況を紹介した上で、「東北の国土は私たちが守っていくことを前面に掲げ、懸命に努力している。(同大との)交流を通じて、土木技術者が災害時や緊急時に国土を守る基盤業務であることを啓発させていただきたい」と語った。
東測協は、担い手確保・育成の観点から教育機関との連携を強化している。東北大で地形測量・実習の講座を昨年度からスタートさせているほか、本年度から八戸工業大、東北学院大、福島高専で出張講義などの取り組みが始まっている。
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