2014年11月27日木曜日

13年の水害被害額、4千億円に/台風18号・26号が影響/国交省調査

 2013年に全国で発生した洪水などの水害による被害総額は約4000億円に上ることが国土交通省の調査で分かった。全壊・流失などの被害が出た建物の総数は約4・4万棟。被害総額・棟数とも過去10年で4番目に大きかった。被害総額の大半を京都市の嵐山地区周辺に浸水被害をもたらした台風18号(被害額約1500億円)と、伊豆大島に大規模土砂災害をもたらした台風26号(約400億円)が占めた。
 被害総額3970億24百万円の内訳は、一般資産等1900億88百万円、公共土木施設1925億70百万円、公益事業等143億66百万円。被災建物4万4228棟の内訳は、全壊・流失341棟、半壊1169棟、床上浸水1万1877棟、床下浸水3万0841棟。浸水区域面積は3万5409ヘクタールで、うち宅地が1万5462ヘクタール、農地が1万9947ヘクタールだった。
 被害額を都道府県別に見ると、台風18号の影響で京都(625億4百万円)が突出して高く、岩手(332億31百万円)、島根(292億92百万円)、山口(273億62百万円)の順で続いた。

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