パナソニックは、デザイン性・操作性に優れた配線器具「アドバンスシリーズ」に、無線機能を搭載したリンクモデルを新たに追加する。スマートフォンやタブレット端末を使い、スイッチのオンオフや調光を無線で行えるのが特徴。一度に20回路分の操作が可能なため、家中の照明を一括で消すといったこともできる。15年1月21日発売予定で、15年度の販売目標はシリーズ全体で9億円。
リンクモデルは、スイッチに電波受信・送信機能を搭載している。家庭にあるWi―Fiと無線アダプターを有線でつなぎ、操作は無料の専用アプリをダウンロードしたスマートフォンやタブレット端末で行う。
各部屋に接続された照明器具を個別に操作できるのに加え、現在の点灯状態の確認も可能。外出前や就寝時に照明をまとめて消灯することもできる。食事や映画鑑賞など生活シーンに合わせた調光を最大8パターン記憶することができ、ワンタッチで再現することもできる。タイマー操作も可能で、時間に合わせて消灯することで省エネにもつながる。
ターゲットとするのは、20~40代でスマートフォン操作に慣れた世代。大手ハウスメーカーを中心に、主に新築物件での標準採用を狙う。
同社はアドバンスシリーズを今後さらに進化させる方針。ホーム・エネルギー・マネジメント・システム(HEMS)と連動して、HEMS用端末で照明を操作できるようにしたり、電力を使い過ぎている場合は自然に調光したりする機能を搭載した商品を14年度中に開発する予定だ。
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