大阪府都市整備部と大阪市立大学大学院工学研究科は25日、大阪市住吉区の同大学で、都市基盤施設の維持管理などに必要な技術的助言や調査研究で相互協力する包括協定を締結した。また同日、泉北地域と泉南地域の府の出先事務所と市町、同大学は、維持管理技術の情報共有や人材育成などを共同で取り組む地域維持管理連携プラットフォーム(PF)を発足。地域を限定した官学連携の都市基盤PF構築は全国でも珍しい。今後、府内他地域でのPF組成を進めていく。
締結式には府と同大学、PF参加市町、近畿地方整備局、堺市の関係者が出席。竹内廣行都市整備部長と同大学大学院の日野泰雄工学研究科長が協定書に署名し、協定を締結した。
竹内部長は「学識者に参加いただいている大阪府都市基盤施設維持管理技術審議会から行政の枠を越え、大学と連携した都市基盤施設の取り組みが必要との答申を踏まえ、協定を締結した。PFの場で助言いただくと共に、府市町のインフラを新技術開発などのフィールドとして活用いただきたい」、日野科長は「府や市町とともに活動できることをうれしく思う。都市基盤施設は都市生活者にとって大きな財産なので、行政の取り組みにできるだけ対応したい。新しいものを生み出せる可能性もある」とあいさつ。
宮野道雄副学長も「PFの中で、本学教員が課題解決に役立つと大変うれしい」と期待を表明した。
続いて泉北地域と泉南地域のPF合同設立式を開催
各PFの構成機関は次の通り。
【泉北PF】府鳳土木事務所、府南部流域下水道事務所、府堺泉北港湾事務所、泉大津市、和泉市、高石市、忠岡町、大阪市立大学、堺市(オブザーバー)
【泉南PF】府岸和田土木事務所、府南部流域下水道事務所、府阪南港湾事務所、岸和田市、貝塚市、泉佐野市、泉南市、阪南市、熊取町、田尻町、岬町、大阪市立大学。
0 comments :
コメントを投稿