鹿児島市は、「サッカー等スタジアム」の整備に向け2019年度に整備候補地の地権者との協議に着手する。
18年度に絞り込んだ3カ所の候補地を対象に地権者と協議を進め、協議が整えば官民連携協議会を設置し施設概要や事業手法などのより具体的な検討に入る。19年度当初予算案には整備検討事業費405万2000円を計上しており、コンサルタントへの業務委託も予定している。
スタジアム整備では18年度に有識者らの検討協議会が都心部の整備候補地として▽浜町バス車庫(浜町、約4・1ヘクタール)▽ドルフィンポート(本港新町、約3・3ヘクタール)▽住吉町15番街区(住吉町、約3・1ヘクタール)-の3カ所を選定。このうち浜町バス車庫は国と民間が所有、これ以外の2カ所は県有地となっている。
19年度はこれらの候補地の地権者を対象に協議を行う。どの候補地を優先して協議を行うかなどは未定。県有地2カ所については県が鹿児島港本港区エリアの開発に向け19年度の早期に公募要項の策定など民間事業者の公募準備に入る意向を示している。
地権者との協議が整えば関係団体などで構成する官民連携協議会を設置する。協議会では「骨格」の検討を進めるとしており、施設の規模や機能、事業主体、事業手法、事業スケジュールなどを具体化するもよう。検討に当たってはコンサルタントに支援業務を委託する予定。協議会の設置時期や検討期間などは未定としている。
スタジアムは鹿児島ユナイテッドFCのホームスタジアムとしてサッカーJリーグ1部(J1)の施設基準を踏まえ定員1万5000人規模の施設を想定している。18年度に委託した立地調査業務は梓設計が担当。
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