西武ホールディングス(HD)傘下の西武プロパティーズ(埼玉県所沢市、上野彰久社長)が東京・池袋に建設していたオフィスビル「ダイヤゲート池袋」が竣工した。
西武HDなどの本社機能が入り、グループの新たな拠点となる。建物は西武池袋線の線路上空に建設。線路をまたいで整備された超高層ビルは国内初という。設計は日建設計、施工は大林組・西武建設JVが担当した。
25日に現地で竣工式が開かれた。西武HDの後藤高志社長は「シンボリックな外観やにぎわいを創出するデッキなどを備えた、池袋の新たなランドマークが完成した」と喜びを語った。豊島区の高野之夫区長は「これからの池袋の発展への道を力強く開く存在だ」とコメントを寄せた。続いて後藤社長、上野社長、西武鉄道の若林久社長らがテープにはさみを入れ、ビルの無事完成を祝った。
ダイヤゲート池袋の所在地は豊島区南池袋1の16の15(敷地面積5530平方メートル)。西武鉄道旧本社ビルの敷地とその西側の池袋線の線路上空、線路西側の所有地を一体的に活用した。
地上1、2階に商業店舗を配置。4~18階に設けたオフィスのうち、14~18階の区画に西武HDとプリンスホテル(東京都豊島区、小山正彦社長)、西武プロパティーズの本社が入る。オフィスの総貸室面積は約2100平方メートル、池袋エリアでトップクラスとなる。地上2階から線路上空に設けたデッキは25日から供用を開始した。
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