キヤノンは、人や物を効率的に管理し見える化する「Canon RFID位置情報ソリューション」を開発した。電波を用いてRFIDタグを非接触で読み取る。RFIDリーダーを腕に取り付けて使用でき、読み取り作業をせずに通常の現場巡視を行うだけで、RFIDタグを貼り付けた人や物の位置情報を収集できる。大林組との実証実験も実施。DXを推進する建設業界や位置情報の管理が必要な業界を視野に、2023年中に提供を始める。
キヤノンが独自開発したRFIDリーダーは、360度方向に電波を発信するアンテナで、移動量検知機能を搭載しているのに加え小型・軽量を実現。一般的なスマートフォンと同程度の大きさで持ち運びしやすく作業の邪魔にならない。
ユーザーは、専用アプリをインストールしたスマホやタブレットを通じて位置情報を自動アップロードする。新たなタグの発行依頼や現場マップの登録、タグを貼り付けた人や物の位置把握など、さまざまな作業を一つのウェブアプリで行える。クラウド登録した現場のマップ上に位置情報を表示できる。
導入時にアンテナ設置などの工事が不要。導入に際しての作業負荷やコストも抑えられる。
同社は大林組の建設現場で、8月上旬に実証実験を実施。建設現場での建設資材や機材、作業員の正確で効率的な所在把握の実現性を検証した。現場施工管理者の作業管理の効率化や、リソースの適切な配置によるコスト削減などが見込まれる。
source https://www.decn.co.jp/?p=145696
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