日本美術協会(総裁・常陸宮さま)は15日、世界の優れた芸術家に贈る第33回(2022年)「高松宮殿下記念世界文化賞」の受賞者6人を発表した。建築部門は、建築家ユニット「SANAA」として活躍する妹島和世氏(65)と西沢立衛氏(56)に決めた。受賞者にはメダルや賞金1500万円が贈られる。10月19日に東京都港区の明治記念館で受賞式典を、同20日に東京都港区の鹿島KIビルで妹島、西沢両氏による受賞記念講演会を開く。
妹島氏は日本女子大大学院を修了後、伊東豊雄建築設計事務所を経て、1987年に独立。西沢氏は横浜国立大学大学院修了後、妹島氏の事務所に入所した。両氏は95年にSANAAを設立。公園のような建築を志向し、建築の新たな地平を切り開くような透明感あふれる作品を多数生み出してきた。
代表作は「金沢21世紀美術館」(2004年)や米ニューヨークの「ニューミュージアム」(07年)など。「建築界のノーベル賞」とも評されるプリツカー賞や、ベネチア・ビエンナーレ国際建築展の金獅子賞など多数を受賞している。
15日に東京都内で受賞者発表記者会見が開かれた。妹島氏は「建築分野でいただけることを本当にうれしく思う。これからも頑張って建築を造っていこうと思っている」、西沢氏は「素晴らしい芸術家の方々と共に受賞できることに感動している。これからも良い建築を目指したい」と受賞の喜びを語った。
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