久光製薬は、佐賀県鳥栖市と茨城県つくば市の2拠点にある研究機能を鳥栖市で新たに建設する研究所に集約すると発表した。同市姫方町の社有地に、S造6階建て延べ2万3893平方メートルの新研究所を建設する。建設費用は約120億円を見込む。設計は安井建築設計事務所、施工は竹中工務店・松尾建設JVが担当。28日に起工式を行い、2024年2月の完成を目指す。
26日に同社と佐賀県、鳥栖市が立地協定を締結した。新研究所は建築面積5669平方メートル。長崎自動車道の鳥栖IC付近に建設し、九州自動車道や大分道、長崎道など九州の主要幹線道路の結節点である鳥栖JCTからも近い。
研究機能を集約することで研究者間の連携と協調の強化を図り、研究開発スピードの向上につなげる。同社が取り組む皮膚に貼って薬を送りこむ経皮薬物送達システム(TDDS)製剤の開発に対応した技術拠点としての機能強化を進める。
建物は省エネルギー対策や二酸化炭素(CO2)排出量の削減など環境に配慮した設計にした。自家発電設備を備え、大規模災害時には地域住民も含めた避難施設としての利用も想定している。
source https://www.decn.co.jp/?p=146437
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