大阪市は、地下鉄「長原駅」前の市営長吉長原東第3住宅跡地(平野区、約2・2ヘクタール)に集客施設を誘致する。駅前の立地を生かしたにぎわいの拠点を目指すもので、施設計画の提案と土地の購入価格を審査する2段階方式で開発予定者を選定する。9日に公募型プロポーザルの募集要領を公表した。2023年1月31日まで応募申込書や提案書を受け付ける。計画提案の審査結果は同3月13日、価格提案の審査経過は同3月22日に公表する。
市は、市営住宅の建て替えで高層化や集約化を進めており、新たに発生した土地の有効活用を進めている。今回の対象地では18年1月に「長吉ウェルカムタウン計画」を策定。地域の魅力向上と再活性化を目指し公有地の活用を中心とした土地利用の方向性を示している。
それによると、子育て層に魅力のあるにぎわい施設を誘致するとともに、歩行者空間やみどりを感じるオープンスペース、憩いの場などを整備する。住宅や地域貢献施設、商業・サービス施設などの導入も想定している。
対象地は、長原駅に近接する西側用地(9900平方メートル)と東側用地(1万1599平方メートル)。西側では個人施行による土地区画整理事業が行われ、保留地として土地の引き渡しを受ける。北側には開発事業者が自転車歩行者専用道路を整備する。用途地域は近隣商業地域(建ぺい率80%、容積率300%)と第1種住居地域(同80%、同200%)。予定価格は29億6210万円。
応募できるのは、土地を取得して提案を行い、公共施設の整備や施設の完成および維持管理まで責任を負える個人か法人。
学識者らで構成する選定会議が事業コンセプトや土地利用計画、導入機能、事業スケジュール、資金計画-などを評価して優秀提案を決める。23年3月17日に価格提案を受け、同日開封の上、最高額を提案した事業者を開発予定者にする。
土地引き渡しから2年以内に着工し、5年以内に工事を完了させなければならない。
現地見学会は10月11~14の4日間実施する。22日まで大阪市平野区役所安全安心まちづくり課宛のメール(tw0002@city.osaka.lg.jp)で参加申し込みを受け付ける。
source https://www.decn.co.jp/?p=146036
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