2022年9月13日火曜日

新潟市ら/除雪オペレーター確保へイベント実施、サッカースタジアム来場者にPR

 新潟市は、除雪オペレーターの担い手が不足していることを広く市民に知ってもらおうと10日に、中央区のデンカビッグスワンスタジアム前の広場でPRイベントを開いた=写真上。市が除雪オペレーター担い手確保関係のPR活動を行うのは初めて。新潟県除雪オペレータ担い手確保協議会との共催で、サッカーJ2のアルビレックス新潟の協力で実現した。
 この日はスタジアムでアルビレックス新潟がFC琉球と対戦するということで、多くの家族連れが来場。会場に設営したテント周辺に担い手不足の深刻さを伝えるポスターを設置したほか、アルビレックス新潟のマスコットの白鳥の「アルビくん」をラッピングしたロータリー除雪車、除雪ブルドーザー、除雪グレーダーの3台を並べた。
 市の担当者が除雪車に「乗ってみない」と呼び掛けると、運転席に座ってみたいと、保護者にせがむ子どもたちがたくさん。ニコニコ顔で運転席に座り両親に手を振る姿が見られた。
 乗車した子どもたちには、それぞれの除雪車を描いた「缶バッジ」がプレゼントされた。
 新潟県除雪オペレータ担い手確保協議会は、新潟市、新潟県、北陸地方整備局、建設業界団体が連携して高齢化が著しい除雪オペレーターの確保策や的確な除雪体制の構築を目指して昨年3月に発足した組織。
 除雪オペレーターの担い手不足は深刻さを増している。日本建設機械施工協会北陸支部が1998年度からおおむね5年に1回実施している「道路除雪オペレーターの実態調査」の結果によると、除雪を担う30歳以下の割合が減少し続けている。98年度は30歳以下が2割以上を占めていたが、2009年度、15年度は1割を割り込んだ。10年間で10ポイント以上減ったことになる。
 半面、51歳以上の割合は98年度の約3割から15年度は約4割に上昇している。



source https://www.decn.co.jp/?p=146030

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