2022年9月7日水曜日

大阪府/安威川ダム(茨木市)試験湛水開始、ダム本体と貯水池周辺の安全性確認

 大阪府は5日午前10時10分から、茨木市生保・大門寺・安威で建設を進めてきた安威川ダム=写真(大阪府提供)=の試験湛水を開始した。1967年に発生した北摂豪雨災害が契機となり計画した中央コア型ロックフィルダム。本体工事に2014年に着手し、建設を進めてきた。施工は大林組・前田建設・奥村組・日本国土開発JV。
 ダムの本格運用に先立ち実施する試験湛水で、実際に水を貯めてダム本体と貯水池周辺の安全性を確認する。
 ダム本体の工事を行うため、安威川の水を転流用のトンネルで迂回(うかい)させ下流へ流してきたが、トンネルの入り口に設置したゲートを閉じて試験湛水を行う。今後、試験湛水の計画に基づき、大雨も貯留しながら、貯水可能な最高水位(サーチャージ水位)まで水を貯めた後、最低水位まで下降させる。
 堤高は76・5メートルで、堤頂長は337・5メートル。総貯水容量は1800万立方メートル、有効貯水容量は1640立方メートル。18年6月にダム本体基礎掘削を終え、今年1月にダム堤体の盛り立てが完了していた。



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