日本下水道事業団(JS)は静岡県磐田市にある下水処理場「磐南浄化センター」で、ヤギによる除草を試験的に始めた。環境に配慮しガソリンを燃料とする草刈り機が出す二酸化炭素(CO2)と騒音を削減するのが目的。除草隊を組むヤギは3頭。実施期間は12月中旬までを予定している。
ヤギが除草するのは同センター内にあり、反応タンクや最終沈殿池などを整備する予定の「第4系列予定地」。敷地面積は約3500m2。
ヤギたちは8月4日に開催される同センターの見学イベントにも参加。見学者たちと交流する。JSは環境について考えてもらう機会になればとしている。
今回の取り組みは、同センターの運転管理業務をJSが委託しているウォーターエージェンシー(東京都新宿区、榊原秀明社長)と協力して行う。JSの担当者は「一定の効果が確認できれば、ヤギ除草を同センターの別の敷地にも広げていきたい」と述べ、ヤギたちの活躍に期待している。
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