◇業務の効率化で現場を支えたい◇
「新入社員研修の名簿を見た時に、女性の名前が自分以外になく不安に思った」と話す彼女も今年で入社13年目。社内の情報インフラ整備・運営を担う情報システム部門一筋で歩んできた。
東京・市ケ谷の本社ビル建て替えを機に、業務の在り方を見直す「RING Project」が始動。そのリーダーに抜てきされた。14年度には約1000人の社員全員に社内ネットワークシステムを搭載したスマートフォンを配布し、メールやスケジュールなどをどこにいても確認できる環境を整備した。
「私たちの仕事は現場で忙しく働いている職員を支える裏方。現場に集中できる環境を作り、プライベートの時間をより充実できるようにさせたい」と力を込める。「システムを存分に活用してほしい」と、啓発活動に意欲を燃やす。
仕事も趣味も常に全力投球。職場から近い東京ドームで仕事終わりに巨人戦を観戦するのが楽しみの一つだ。「ルーキーのころから上原浩治投手が好き」と笑顔を見せる。社内の軟式野球チームのマネジャーも務める。近くゴルフを始める予定という。
年々女性の後輩が増え、相談を受ける機会も多くなった。「自分は何か頼まれたら拒まずやってきた。それがいい経験や成長につながる。どんなことにも積極的な姿勢で取り組んでほしい」とアドバイスを送る。
(業務推進部情報システムグループRING Projectプロジェクトリーダー、まつい・まりえ)
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