塗装改修完了後のスタジアムイメージ(提供:Cygames) |
Jリーグ・サガン鳥栖の本拠地、ベストアメニティスタジアムで佐賀県鳥栖市とCygames(東京都渋谷区、渡邊耕一社長)による「スタジアムリニューアルによる魅力向上プロジェクト」が実施される。サッカー専用として1996年に開業したスタジアムの外壁や支柱を、サガン鳥栖のチームカラーであるブルーとピンクに塗り替える。すでに工事は発注済み。三井住友建設の施工で6月21日に着手しており、2カ月程度の準備期間を経て、8月下旬から足場設置などに入る。設計は類設計室。市が発注した工事の契約金額は5億5620万円(税込み)で、工期が19年6月30日まで。
市は同プロジェクトの実施に当たり、内閣府に地域再生計画を提出し、昨年11月に認定を受けていた。スタジアムは供用開始から20年余りが経過し、機能の維持や不足に課題が出てきている。多くのサッカー観戦者が市を訪れ、経済効果が出ていることから、スタジアムに新たな魅力を付加し街のシンボルとしての役割を強化する。
同計画によると、スタジアムリニューアルの事業期間は17年11月~20年3月。初年度に設計、2年目にメインスタンド側・北サイドスタンド側の支柱・壁面塗装(第1期)、3年目にバックスタンド側・南サイドスタンド側の支柱・壁面塗装(第2期)を実施する。エントランスホール付近にミュージアムコーナーを設けるほか、トイレ外壁や誘導灯、掲示サインの改修なども計画している。
塗装改修完了後のスタジアムイメージ(提供:Cygames) |
市は「鳥栖駅周辺まちづくり事業」にも取り組んでおり、同事業の基本構想で新たに整備する駅舎や自由通路、東西駅前広場からベアスタに至る空間を「にぎわい結節エリア」とする土地利用の構想を策定している。ベアスタのリニューアルと同事業を連携させ、駅周辺を景観に配慮した統一的なデザインにすることで、街の魅力向上につなげていく。
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