2018年7月13日金曜日

【五輪後見据えコンセッション導入】有明アリーナの管理・運営事業者募集要項公表

有明アリーナの完成イメージ(ⓒ東京都、2015年10月時点)
東京都が2020年東京五輪のバレーボール会場などとして整備を進めている「有明アリーナ」(江東区)を対象に、管理・運営事業者の募集要項を公表した。コンセッション(公共施設等運営権)方式を適用する。募集要項などへの質問を12日~8月2日に受け付ける。19年1月11日に参加表明書、同1月31日に提案書の提出を締め切る。候補者の決定と公表は同3~4月ごろを想定する。

 建設地は有明1の11。RC一部SRC・S造5階建て延べ4万7200平方メートル(高さ37メートル)の規模で、五輪開催時はメインアリーナに約1万5000席(仮設含む)の観客席を確保する。工期は19年12月9日まで。コンセッション事業者には有明アリーナの開業準備や運営、維持管理などを担ってもらう。応募者には都が参考に示す運営権対価(64億円)以上の提案を求める。19年3~4月の基本協定締結後、同4~5月の仮契約、同6月の都議会議決を経て、同7月に実施契約を結ぶ。

 事業予定期間は同7月~46年3月末。コンセッション方式による運営・管理は21年6月ごろ開始する。有明アリーナには飲食・物販店舗、ジム、スタジオなども設置される。五輪後はスポーツ大会に加え、コンサートなどさまざまな興行イベントを誘致し収益向上を図る。基本設計・工事監理は久米設計、実施設計・施工を竹中工務店・東光電気工事・朝日工業社・高砂熱学工業JVが担当している。

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