スタジアムの完成イメージ(提供:SC相模原) |
他の3チームはノジマ相模原ライズ(アメリカンフットボール)、三菱重工相模原ダイナボアーズ(ラグビー)、ノジマステラ神奈川相模原(女子サッカー)。4チームは相模原市のホームタウンチームとして、拠点となるホームスタジアムの建設を求めている。4チームはすべて国内トップレベルのリーグに所属している。このような都市は全国でも同市と神戸市だけという。
4チームと市は昨年8月、スタジアム建設の可能性を検討する官民連携協議会を立ち上げた。当初、3月中に提案する予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響でずれ込んでいた。協議会は3月に解散しているが、引き続き4チームが連携して要望活動を続ける。
整備候補地は相模原駅北口に隣接する一部返還地(約15ヘクタール)。ここに3競技のプレーが可能な1万5000席以上の大型スタジアム(敷地面積約3ヘクタール)と、商業、ホテル、コンベンション機能、福祉などの機能を盛り込んだ複合施設の整備を提案する。
市は本年度中に市民や有識者の意見を聞き、来年度以降に同地区の導入機能をまとめて土地利用方針を策定する予定だ。4チームは9月までに提案書を提出し、年内には市民らから集めた署名も提出することで、スタジアムの必要性を強くアピールしたい考えだ。
SC相模原の事務局は「整備費など資金面が最大の課題。4チームが市と連携しながら、実現を目指したい」と期待する。市の担当者は「市民からの要望が多ければ提案を無視することはできない。検討の対象になる可能性もある」と話している。
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