名誉館長に元サッカー日本代表の中田英寿氏が就任する。日本で唯一の工芸を専門とする国立美術館の分館として新たなスタートを切る。
移転先は金沢市出羽町3の2にある兼六園周辺文化の森地内。陶磁やガラス、漆工、木工・竹工、金工、染織など、近現代の工芸分野のコレクション約3800点のうち、約1900点を金沢の工芸館に移す予定。展覧会や作品の収集・保存などを通して、工芸文化を発信していく。
建物は明治期に金沢市内に建てられた二つの旧陸軍施設を移築・改修した。過去に撤去された部分や建築当時の外観の色などを復元して活用。展示室部分はRC造で復元・新設した。開館時間は午前9時30分~午後5時30分(月曜休館、臨時休館あり)。当初は7月に開館する方針だったが、コロナ禍の影響で延期していた。
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