2020年8月3日月曜日

【回転窓】誰も経験したことのない夏

8月に入り夏本番。気象庁が先月29日に発表した今夏の高温情報によると、西日本では5日ごろにかけて最高気温が35度以上の猛暑日になると予想。気温が非常に高い状態が続くため、熱中症などに注意し健康管理を徹底するよう呼び掛けている▼今年の夏は感染症と熱中症の予防をどう両立するかが問われる。高温多湿の環境でマスクを着用すれば熱中症のリスクが高まる。こまめな水分補給を心掛け、周囲の人と十分に距離がとれる場合はマスクを一時的に外し休憩することが推奨されている▼熱中症予防にはエアコンの活用が有効だが、家庭用エアコンで換気機能を備えている機種は限られている。感染症対策には冷房時でも窓を開けたり換気扇を使ったりして換気する必要があるそうだ▼この場合、室内温度が高くなりエアコンの温度設定を下げることになるが、薄着になってすだれや緑のカーテンで日差しを遮るなど、一つでも二つでも行動や工夫するのが大切という▼マスク着用や3密(密閉・密集・密接)回避といった「新しい生活様式」が求められている。誰も経験のない夏として、例年以上に備えを徹底したい。

0 comments :

コメントを投稿