2020年8月31日月曜日

【総延べ4.9万㎡、年度末着工へ】としまえん跡地開発(東京都練馬区)、設計は久米設計に

 


 伊藤忠商事らが東京都練馬区の遊園地「としまえん」跡地で計画する開発事業の概要が分かった。ワーナーブラザースジャパンの映画「ハリーポッター」シリーズのスタジオツアー施設をはじめ、車庫など総延べ約4・9万平方メートルの施設群を整備する。設計は久米設計。2021年3月初めの着工、23年2月末の竣工を目指す。施工者は未定。

 スタジオツアー施設を巡っては、▽ワーナーブラザースジャパン(施設運営者)▽西武鉄道(土地所有者)▽伊藤忠商事(施設建築者)▽芙蓉総合リース(施設所有予定者)-の4社が18日に整備の本契約を結んだと発表した。

 施設の名称は「ワーナーブラザーススタジオツアー東京 -メイキング・オブ ハリー・ポッター」。ハリーポッターシリーズの映画撮影に使用したセットや小道具などを展示し、映画の世界観が楽しめる施設になる予定。23年前半の開業を見込む。

 としまえん(向山3の25の1)は、31日に閉園する。9月から既存建物の解体工事に入るとみられる。都が計画する「(仮称)練馬城址公園」(約26・6ヘクタール)の整備区域に含まれる。都と区、西武鉄道、ワーナーブラザースジャパン、伊藤忠商事の5者は、公園整備に向けた覚書を6月に交わした。スタジオツアー施設の設置可能期間は、運営開始から30年と設定した。

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