2020年8月24日月曜日

【回転窓】処暑の新しい過ごし方を考える

 子供たちが手入れするアサガオの花が強い日差しをはじくように咲いている。濃いのと薄い紫、水色、淡いピンク。小さなソフトクリームのようだったつぼみが翌朝に開いているとまだまだ暑さの盛りのように感じる▼咲いたアサガオの花がいくつか毎朝数え、観察帳に記録するのが近所の小学1年生の宿題の一つという。これから咲くのか、しぼんだのか、色とりどりの花の前で悩む顔がほほ笑ましい▼観察帳を入れたランドセルを背負って、今日から登校するという。遅く始まって早く終わった今までと違う今年の夏休み。子供たちを迎える学校はひときわ苦労が多いと聞いた▼ゴム手袋の中を汗でびしょぬれにして手洗い場やトイレを教員と消毒、清掃してくれる人がいる。「サポートスタッフの増員など教育環境の充実に今後も努めていきます」。支援を講じる考えをツイッターからの情報発信に熱心なこの小学校のある政令市の市長が明らかにしていた▼日本感染症学会が「第2波のただ中」と再流行する感染症の現状認識を示した。一段と危機感を高めざるを得ない処暑の暮らしと経済活動の在り方を考えていきたい。

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