2020年8月28日金曜日

【高速道路の路上作業、より安全に】中日本高速道路会社、新型車両「ハイウェイ・トランスフォーマー」導入


  中日本高速道路会社と中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋は、交通規制を伴う路上作業時の作業員の安全確保を目的に東邦車両(横浜市鶴見区、辻和博社長)と共同開発した大型移動式防護車両を公開した。併せて同車両の名称を「ハイウェイ・トランスフォーマー」に決定した。

 高速道路での路上作業中に、通行車両が規制区域内に誤って進入し工事車両などに衝突する事故が増えている。作業員が死傷するケースもある。このため2018年12月から開発を進めていた。

 車両全長は走行時が15・9メートル。作業時は23・4メートルに伸び、メインビームを左右に移動することで作業スペース(約10メートル×約2メートル)を確保する。LED標識装置のほか車両後部に衝撃波緩衝装置を備え、さらにその後方に防護車両を配置することで作業員の安全を確保する。4月から三重県内の高速道路で運用している。

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