◇「次に何が必要か」をイメージ◇
九州地方整備局に採用されて7年目。本局で予算や設計を担当後、鹿児島営繕事務所では現場監督として従事。4月から再び本局勤務となった。
この間、林野庁の支出委任で建設された西都児湯森林管理署(宮崎県西都市)には、設計と監督という立場で関与した。「図面で見ていた建物が実際に出来上がった時は感慨もひとしおだった」と振り返る。
熊本県庁の土木職だった父親の影響もあってか、街づくりや公共工事に興味があった。地元の大学で建築を学んだ後に行政の道を選んだ理由の一つが「規模の大きな事業にも携わることができるから」。
初めての積算の仕事もようやく5カ月が過ぎた。「現場での取り組みと費用がリンクしていることが見えてきた」と話す。仕事に取り組む上で常に心掛けるのは「次に何が必要か」をイメージすること。そうした積み重ねで知識を蓄えていくことで、どんな担当になっても自身の仕事に生かせるようにすることが今の目標だ。一から立ち上げる新築物件にも携わりたいという希望も抱く。
国土交通省の営繕組織にも女性技術者が増えてきた。一緒に研修へ参加した同期と仕事上で連絡を取り合うこともある。全国に仲間がいることにありがたみを感じる。
趣味は旅行。数年前に訪れた北陸から憧れの白川郷まで足を伸ばして見て回ったのは良い思い出という。
(整備課積算係長、すがはら・まみ)
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