2021年9月1日水曜日

【貴重な資料や文書を公開】東京都、水道事業の史料をデジタルアーカイブ化

羽村取水堰付近を描いた「上水記第2巻」の一部(報道発表資料から)
  東京都がデジタル化した水道事業に関連する史料などの公開を始めた。東京都水道歴史館(文京区)が所蔵する古文書「上水記」や、1957年に竣工した小河内貯水池(奥多摩町)の建設当時の写真など、東京水道の歴史に触れられる内容になっている。

 古文書は劣化を防ぐ観点などから、水道歴史館で期間を限定し公開していた。都の指定有形文化財に指定している上水記は反響が特に大きかったことなどから、デジタルアーカイブ化を決めた。

 上水記は1791年、江戸幕府普請奉行がまとめた江戸上水の公式記録。神田上水や玉川上水の記述がある。上水記に加え、明治~大正時代にかけて羽村取水堰(羽村市)の管理や業務記録などをつづった「羽村日誌」、江戸時代後期から明治時代の羽村取水堰の工事・管理記録を記した「羽村文書」も公開している。

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