中央公園広場エリアの整備イメージ(広島市報道発表資料から) |
広島市は、Park-PFI(公募設置管理制度)などを活用する「中央公園広場エリア等整備・管理運営事業」の公募型プロポーザルで、NTT都市開発を代表とするグループを公募設置等予定者に選定した。同グループは、多様な「ACTIVE(活動)」をつくり出すことで新たな「COMMUNITY」を形成し、日常的なにぎわいと憩いのシーンを生む、未来志向のスタジアムパーク「ACTIVE COMMUNITY PARK」を提案した。2024年7月の開業を目指す。
同グループの構成員は、代表企業と▽RCC文化センター▽エディオン▽NTTアーバンバリューサポート▽NTTファシリティーズ▽大成建設▽中国新聞社▽日本工営▽広島電鉄▽UID-の9者で構成している。
中央公園広場エリアは、サッカースタジアムを挟み東西の2カ所に設置。採用案では、豊かな自然環境を取り入れた「ニューパークライフ」、サッカースタジアムに隣接する立地を生かした「スポーツ&ウエルネス」、広島県内23市町の魅力を発信する「広島カルチャー」の三つのポイントを軸とし、▽ニューパークライフ▽広島カルチャー▽スポーツ&ウエルネス▽スタジアム▽リバーサイド&フォレスト(西側敷地)の五つにゾーニングし、カフェやアウトドアショップなどの施設を整備し、年間200万人を集客する「365日にぎわう公園」とする。施設は、スタジアムと調和するよう水平基調のデザインとし県産木材などを活用していく。
市では、中央公園の一画に位置する中央公園広場にサッカースタジアムを建設するとともに、効果的なにぎわい機能などを導入して中央公園広場全体が一体的に機能するような再整備を行うこととしている。Park-PFI事業として、▽公募対象公園施設(飲食・物販・サービス等のにぎわい施設)の整備および管理運営業務▽特定公園施設の整備業務(園路・広場・植栽・屋外トイレ・無料公衆無線LAN等の公園施設)▽利便増進施設(看板・広告塔等)の設置および管理運営業務▽魅力向上業務(広場エリア等のにぎわい創出業務、サッカースタジアムおよび広場エリア等の一体的運営業務、中央公園全体のエリアマネジメント業務)を行う。管理運営には指定管理者制度を導入する予定。
対象エリアは中区基町15の中央公園広場(約8万5600平方メートル)および基町環境護岸(約1万1800平方メートル)。22年3月ごろに公募設置等計画を認定し設計に入り、23年7月ごろ整備に着手する予定。
0 comments :
コメントを投稿