東京都オリンピック・パラリンピック準備局は、調布市にある東京スタジアム(味の素スタジアム)に、障害者スポーツ(パラスポーツ)の練習施設を整備する。
観客席の下に位置する地下1階と地上1階の一部に、体育室やトレーニング室、多目的スタジオなどを整備する。11月から実施設計に入り、2022年度に改修工事を始める。22年度末の開業を目指す。
東京スタジアムは18年4月から19年5月まで、東京都多摩障害者スポーツセンターの改修中の代替施設として活用。バリアフリー対応の改修工事が実施され、障害者にも利用しやすい施設となっている。
同準備局は東京都パラスポーツトレーニングセンター(仮称)の施設運営計画の中間まとめを22日に公表した。地下1階に▽体育室(床面積744平方メートル)▽トレーニング室(520平方メートル)▽多目的室(186平方メートル)、地上1階に▽二つの小体育室(82平方メートル、123平方メートル)▽多目的スタジオ(127平方メートル)▽三つの集会室(各86平方メートル)-を整備する。
年間利用者数は約3万人を想定。年間運営費(概算費用)は約2・2億円と試算している。管理運営には、指定管理者制度を活用。今後、指定管理者選定の中で提案を募り、効率的な施設運営策を検討する。
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