2021年9月17日金曜日

【小池煙草店など活用へ】西武プロパティーズら、埼玉県秩父市で歴史的建造物活用事業

小池煙草店・宮谷家の改修イメージ(報道発表資料から)

  西武プロパティーズ(東京都豊島区、上野彰久社長)ら4社は、埼玉県秩父市にある歴史的建造物や古民家を改修し、ホテルやレストランとして活用するプロジェクトを開始する。初弾として西武鉄道西武秩父駅の周辺に点在する3物件をホテルにリノベーションする。新たな観光拠点として2022年春のオープンを目指す。

 参画するのは▽西武プロパティーズ▽秩父地域おもてなし観光公社(埼玉県秩父市、北堀篤会長)▽NOTE(兵庫県丹波篠山市、藤原岳史社長)▽三井住友ファイナンス&リース(東京都千代田区、橘正喜社長)-の4社。共同出資会社を設立してプロジェクトを推進する。

 初弾で改修するのは、昭和初期に完成した登録有形文化財の「小池煙草店」(番場町17の10、113平方メートル)と、隣接する「宮谷家」(同17の10、147平方メートル)。明治から昭和初期にかけて竣工した「マル十薬局」(宮側町17の5、390平方メートル)も改修する。改修ではホテル以外にレストランやカフェの機能も併設する。3棟で一つの分散型ホテルとして整備する予定。滞在客の市内回遊を促す。

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