AGCが販売する太陽光発電ガラスが、2024年にオープン予定のシンガポール工科大学ブンゴル新キャンパスに採用された。ガラス2枚の間に太陽光発電セルを封入した構造。ガラス本来の機能を生かしつつ発電できる。設置場所はフードコート天窓部分の面積約400m2。キャンパスのエネルギー源の一つとして活用される。
同キャンパスは、エネルギーの供給元を分散化し地域で再生可能エネルギーを有効活用する「マルチエネルギー・マイクログリッド」を東南アジアで初めて導入する予定。同国建設局が従来比で40%以上のエネルギー削減を実現した建物に与えるSLE(スパー・ロー・エネルギー)認証の取得を目指している。
採光型の太陽光発電用合わせガラスで、発電と同時にガラス本来の特徴を生かした開放感と遮熱性能を生み出す。国内では「サンジュール」のブランド名で00年に発売。施工実績は250件を超えている。
太陽光発電ガラスの優れた機能に加え、東南アジア地域統括拠点であるAGCアジアパシフィックが基本設計から材料供給、施工までのサービスをワンストップで提供している点も評価を受けた。
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