2018年7月20日金曜日

【横浜市や戸田建設ら、顔の見える現場づくりに工夫】市民病院再整備診療棟工事の意見箱PR活動が話題に

 横浜市が神奈川区で進める「横浜市立市民病院再整備診療棟工事」の現場に設置された意見箱を介したやりとりが、インターネット交流サイト(SNS)などで話題になっている。

 「好きな人に告白しようか迷っている」という投書に、現場担当者が「現場から声援を送っています!」と回答。現場の前を通る人の中にはスマートフォンで撮影する人の姿もあり、顔が見える現場づくりや、事業への理解促進につながっているという。

 同工事は設計・監理を佐藤総合計画、建築工事を戸田建設・松尾工務店・馬淵建設JVが手掛けている。意見箱への投書は関係者で情報共有した上で、病院に関する内容は市、工事に関することは戸田建設JV、設計については佐藤総合計画が回答案を作成。3者で内容を確認した上で掲示している。

 多い時には、週末だけで10件程度が投函(とうかん)されることもあるという。原則として工事に関する意見に対する回答だけを掲示している。回答の最後に「暑い時期が来ますので、皆さんも熱中症には気をつけて下さい」と気遣うメッセージなども盛り込む。戸田建設の現場担当者は「普段会えないからこそ、一人一人と対話するよう心掛けた結果、自然でソフトな回答が生まれた」と話す。

 意見箱と返答を紹介する掲示板は、工事現場の外囲いの2カ所に設置。現場にはニッパツ三ツ沢競技場を含む運動公園が隣接しており、利用者の目に触れる機会も多い。

 公園利用者は住民説明会の対象ではないが、病院を利用する人も含まれている可能性がある。そうした不特定多数の人に、事業のことを知ってもらうきっかけにもなっている。

 同現場では最盛期に1000人以上が働く。働いている人の顔を思い描いてもらい、業界のイメージアップを図るため、現場の空撮や作業員の集合写真なども掲示している。戸田建設の担当者は「地域の人々に愛される現場となるよう今後も改善していきたい」と話している。

 建設地は、神奈川区三ツ沢西町34の10ほか。メインとなる診療棟の規模は、S一部SRC造(免震構造)地下2階地上7階塔屋1階建て延べ約5万6700平方メートル。20年春の開業を予定している。

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