2019年2月22日金曜日

【中間貯蔵施設現場など公開】東日本大震災から8年、福島の環境再生進む

 環境省は21日、福島第1原発事故で被災した福島県で進めている環境再生事業の現場を報道機関に公開した。

 放射性物質の除染で出た土や廃棄物などを保管する「中間貯蔵施設」(福島県双葉、大熊両町)の建設工事や、原発周辺で除染などに取り組む復興街づくりの現場を公開し、環境省の担当者らが各事業の進展状況を説明した。

 環境省によると、福島県内にある除染土などの仮置き場は解消しつつあるという。最近までほぼ手つかずだった原発周辺にある「帰還困難区域」の除染で今後発生する土などの見込み量を除き、県内で発生した推定総量1400万立方メートル分の除染土などは、21年度ころまでに中間貯蔵施設への搬入を終えたいとしている。

 原発事故を招いた東日本大震災の発生から3月11日で丸8年。中間貯蔵施設の建設や復興街づくりなどが進み、福島の復興で最優先課題となっている県内外に避難した住民の帰還促進に向け、環境再生に取り組んでいる。

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