兵庫県西宮市は、中央体育館や陸上競技場などがある西宮中央運動公園(河原町・中屋町、約6・6ヘクタール)の再整備に向けた基本計画案を公表した。
両競技施設を、BTO(建設・移管・運営)方式のPFIを導入し再整備する。3月に実施方針を公表し、特定事業として選定された後、8月から事業者の募集手続きを進める見通しだ。基本計画策定支援業務はパシフィックコンサルタンツが担当。
配置計画では東側に新体育館、西側に新陸上競技場を整備。両施設の間や周囲に子供の遊び場(北側)やエントランス広場(南側)、多目的広場(南西側)やランニングコースなどを配置し、回遊性やにぎわいの創出を図る。
施設の計画規模は体育館が延べ1万5000平方メートルで、現況の延べ4600平方メートルから大幅に拡大する。3500~5000席程度の固定・移動式観覧席を設けるほか、メイン・サブアリーナや多目的利用のスポーツ活動室(4室以上計200人以上収容)を配置。災害時の防災拠点機能を有し、武道場(現況延べ1400平方メートル)も館内または館外のいずれかに設ける。
陸上競技場は現況と同程度の敷地約2万1600平方メートルに整備する。観覧席を現況500席から約1000席に、400メートルトラックも8レーンから9レーンに拡張。人工芝や照明設備も採用する。
駐車場は400台以上、駐輪場は450台以上を整備。ゴルフ練習などに使用するスポーツセンターは解体する。
20年7月に事業者と契約を締結し、21年10月まで設計を進める予定。23年12月まで新体育館、25年10月まで新陸上競技場の建設工事を進める見通し。概算事業費は133億円。
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