JR東日本が品川駅(東京都港区)の改良計画をまとた。乗り換えの利便性の向上、自由通路の混雑緩和、バリアフリールートの拡充などを段階的に推進。2022年ころには京浜東北線・大宮方面と山手線・外回り(渋谷・新宿方面)に同じホームで乗り換えられるようにする。
北側コンコースは商業エリアを大幅に増やす。線路の移設やホームの改良で約200億円の事業費を見込む。設計者、施工者は未定。
品川駅は、JR東日本管内で乗車人員が5番目に多いターミナル駅。北側コンコースは、通勤・通学時間帯に混雑しており、現在は京浜東北線・大宮方面と山手線・外回りを乗り換える際は、階段、コンコースを経由する必要がある。同社は、駅周辺の開発が進み、乗車人員がさらに増加すると判断、乗り換えの利便性向上などのために駅の改良を進めることにした。
3番線に停車している京浜東北線・大宮方面は今秋をめどに、使用停止中の4番線に停車を変更する。3番線のホームは使用停止にした上で、現在の3、4番線のホーム(9メートル)を3番線側に4メートル拡幅し、2番線に停車する山手線・外回りに乗り換えられるようにする。1番線のホームは、山手線・内回り(東京・上野方面)の専用ホームにする。京浜東北線・大宮方面の停車ホームには20年度第1四半期(4~6月)までにホームドアを整備する。
27年以降も順次、改札口の新設や通路の拡幅、バリアフリー化に取り組む。北側コンコースの港南口側と高輪口側にそれぞれ改札を新設する。通路は現在の7メートルを18メートルに広げる。さらに横須賀線、東海道線、山手線などのホームの直上には商業施設が入るエリアを設ける。北側コンコースにはエレベーターを8カ所増設し、各ホームと接続させる。
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