2019年2月27日水曜日

【施工はIHIインフラシステム】関空港連絡橋、4月上旬に完全復旧へ

 国土交通省は26日、18年9月の台風21号による強風でタンカーが衝突し、損傷を受けた関西国際空港連絡橋(大阪府泉佐野市)について、4月上旬にも完全復旧するとの見通しを示した。

 現在対面通行規制されているが、復旧後は上下3車線の計6車線となる。その前段として、3月7日朝に上下2車線の4車線を確保する予定。西日本高速道路会社が今月27日夜、中央分離帯や舗装の整備など車線切り替え工事を開始する。

 連絡橋は上部の左右に高速道路上下線(3車線ずつ)、下部の中央を鉄道が通る2層構造。タンカーが直接衝突した高速道路下り線の橋桁2本は鉄道側に最大約4mずれるなどの被害を受けた。

 現在は下り車線の損傷部分を避けるため、従来上り車線として利用している3車線を、上り1車線、下り2車線として活用している。西日本高速会社は連絡橋復旧のヤマ場として、橋桁の架設工事を14日に完了させた。施工はIHIインフラシステムが担当した。

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