東京都府中市は「おもや」と「はなれ」の2棟で構成する新庁舎の整備に当たり、各棟をイメージしたロゴマークを作成する。
ロゴマークを通じて、利用者がどちらの棟にいるのか視覚的に認識しやすくする。デザイン監修は、2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムをデザインした野老朝雄氏が手掛ける。
市は、野老氏が既に完了している新庁舎の設計業務に参画していたことから、ロゴマークのデザインも依頼した。市の担当者によると「庁舎整備事業において、複数棟の区別を図るためにロゴマークを作る取り組みは聞いたことがない」という。19年度予算案に関連経費として2百万円を計上。新庁舎整備事業の周知を図るとともに、ロゴマークの商標登録を目指す。
新庁舎は現庁舎(宮西町2の24)の敷地約8800平方メートルと、北側の民有地約4400平方メートルを取得・活用して整備する。18年3月にまとめた実施設計によると、拡張した敷地におもや(地下1階地上6階建て)を建設。おもやに庁舎機能を移転した後、はなれ(地下1階地上4階建て)を整備する。総延べ床面積は3万2584平方メートル。柱頭免震構造を採用する。
基本・実施設計は千葉学建築計画事務所・久米設計JV、設計マネジメントなどを行うCMr(コンストラクションマネジャー)は山下PMCが担当。21年度の着工、27年7月ごろの全体供用開始を見込む。
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